お役立ち情報
HELPFUL

引越し

引越しチェックリスト(ガス編)

引越しチェックリスト(ガス編)

この記事の要点

  • プロパンガスとは、LPガスをボンベなどで住宅へ届けて供給するガスのことです。
  • 引越し時のガス手続きの特徴は、旧居での停止手続きと新居での開始手続きが必要になることです。
  • 契約内容を確認する方法は、ガス会社から料金表を受け取り、基本料金、従量単価、設備料金などを見ることです。

引越しチェックリスト(ガス編)

引越しでガスに関する失敗を防ぐには、
旧居の停止、新居の料金確認、開栓予約の3つを早めに進めることが重要です。

ガスは、電気や水道とは異なり、使用開始時に立ち会いが必要になるのが一般的です。
手続きを忘れると、入居当日にお湯やガスコンロを使えない可能性があります。

また、引越し先がプロパンガスの場合は、現在の住まいと料金が大きく変わることがあります。
賃貸住宅では入居後にガス会社を自由に変更できない場合もあるため、
できるだけ物件の契約前に料金を確認しましょう。

  • 旧居のガス会社と契約内容を確認する
  • 旧居のガス停止日を予約する
  • 最終料金の精算方法を確認する
  • 新居のガスの種類を確認する
  • 新居を担当するガス会社を確認する
  • 新居の料金表を受け取る
  • ガス会社を変更できる物件か確認する
  • 新居のガス開栓日を予約する
  • 開栓時の立ち会い予定を決める
  • 電気とのセット契約を比較する

プロパンガスとは?

プロパンガスとは、液化石油ガスであるLPガスを、
ボンベなどに入れて各住宅へ供給するガスのことです。

都市ガスは、道路の下にある導管を通じて住宅へ供給されます。
一方、プロパンガスは建物の近くに設置したボンベから供給されるため、
都市ガスの導管が整備されていない地域でも利用できます。

プロパンガスの料金は全国一律ではありません。
ガス会社が料金を設定するため、同じ地域や同じ使用量でも、
契約する会社や物件によって請求額が異なる場合があります。

物件情報に「ガス」とだけ記載されている場合は、
都市ガスとプロパンガスのどちらを使用するのか確認しましょう。
ガスの種類は、毎月の光熱費やガス会社を選べるかどうかに関係します。

引越し前に確認することとは?

引越し先を決める前には、ガスの種類、ガス会社、料金表を確認しましょう。

新居のガスの種類を確認する

最初に確認する項目は、新居が都市ガス、プロパンガス、
オール電化のどれに該当するかです。

不動産会社、管理会社、貸主などへ問い合わせると確認できます。
重要事項説明書や物件資料に記載されている場合もあります。

供給するガス会社を確認する

引越し先でプロパンガスを利用する場合は、
供給予定のガス会社の正式名称を確認します。

賃貸住宅や集合住宅では、貸主や管理会社が建物全体のガス会社を決めていることが一般的です。
入居者が自由に選べるとは限りません。

料金表を確認する

プロパンガスの場合は、物件を契約する前に料金表を確認することが大切です。

不動産会社や管理会社へ依頼し、
基本料金、従量単価、設備料金などが記載された資料を受け取りましょう。

  • 毎月の基本料金
  • 1m³(立米/りゅうべい)当たりの従量単価
  • 使用量によって単価が変わるか
  • 設備料金の有無と対象設備
  • 原料価格などを反映する調整額
  • 料金を改定する場合の条件
  • 保証金や開栓費用の有無
  • 支払方法と手数料

旧居で行うガスの停止手続きとは?

旧居では、現在契約しているガス会社へ連絡し、
退去日までにガスの停止手続きを行います。

ガス会社の名称や連絡先は、検針票、請求書、
契約書、会員ページなどで確認できます。

停止を申し込む際は、次の情報を準備しましょう。

  • 契約者の氏名
  • 現在の住所
  • 契約番号またはお客さま番号
  • ガスの停止希望日
  • 引越し先の住所
  • 最終料金の支払方法

閉栓時の立ち会いが必要かどうかは、住宅やガスメーターの設置場所によって異なります。
オートロックの建物や、ガス会社が設備のある場所へ入れない場合は、
立ち会いを求められることがあります。

契約時に保証金を預けている場合は、
返金の条件と方法も確認してください。

新居で行うガスの開始手続きとは?

新居では、供給を担当するガス会社へ連絡し、
入居日に合わせてガスの開栓を予約します。

開栓とは、ガスを安全に使用できる状態にする手続きです。
ガス漏れの確認やガス器具の点検を行うため、
原則として入居者などの立ち会いが必要です。

引越しが集中する時期は、希望する日時に予約できないことがあります。
入居日が決まったら、早めにガス会社へ連絡しましょう。

開栓時には、次の項目を確認します。

  • 適用される料金プラン
  • 基本料金と従量単価
  • 設備料金の有無
  • 支払方法
  • 契約期間と解約条件
  • 料金改定時の通知方法
  • ガス臭を感じた場合の連絡先

開栓作業が終わったら、料金表や契約書面を保管しましょう。
請求内容を確認するときや、将来ガスの切り替えを検討するときに必要になります。

引越し先でガス会社を選べる?

引越し先でガス会社を選べるかどうかは、住宅の種類と契約状況によって異なります。

自己所有の戸建住宅の場合

自己所有の戸建住宅でプロパンガスを利用する場合は、
契約条件に問題がなければ、利用者がガス会社を選べることがあります。

新しいガス会社を選ぶ際は、料金だけでなく、
料金の変更条件、契約期間、設備の所有関係、保安体制も確認しましょう。

賃貸住宅の場合

賃貸住宅では、入居者がガス会社を自由に選べない場合が多くあります。

アパートやマンションでは、一つのガス会社が建物全体へ供給しているため、
一室だけ別の会社へ変更することは難しくなります。

戸建ての賃貸住宅でも、貸主がガス会社を指定している場合があります。
ガスの切り替えを希望するときは、管理会社または貸主へ相談してください。

ガス代の平均はどのくらい?

2025年の総務省「家計調査」によると、
単身世帯におけるガス代の平均は
1カ月当たり2,999円です。

ただし、このガス代平均は、都市ガスとプロパンガスを分けた金額ではありません。
地域、住宅、生活スタイルなどが異なる世帯をまとめた統計上の平均です。

実際のガス代は、ガスの種類、料金単価、使用量、季節などによって変わります。
一人暮らしでも、毎日湯船に入る人とシャワーだけを使う人では使用量に差が生じます。

ガス代が平均より高い場合でも、すぐに料金設定が高いとは判断できません。
請求額とともに、使用量、基本料金、従量単価、設備料金を確認しましょう。

プロパンガス料金の仕組みとは?

プロパンガス料金は、主に基本料金、従量料金、設備料金で構成されます。

基本料金とは?

基本料金とは、ガスの使用量にかかわらず、
原則として毎月支払う固定料金です。

ガスボンベやメーターなどの供給設備の維持管理、
検針、保安管理などに必要な費用が含まれます。

従量料金とは?

従量料金とは、使用したガスの量に応じて支払う料金です。

一般的には、1m³(立米/りゅうべい)当たりの従量単価に使用量を掛けて計算します。
ガス会社によっては、使用量に応じて単価が段階的に変わります。

設備料金とは?

設備料金とは、ガスの消費に直接関係しない設備などの費用を、
ガス料金として請求する場合に表示される項目です。

LPガス料金では、基本料金、従量料金、設備料金を分けて表示するルールが設けられています。
設備料金が記載されている場合は、対象となる設備を確認しましょう。

電気とガスの契約はまとめるべき?

電気とガスをまとめると便利になる場合がありますが、
必ず料金が安くなるとは限りません。

ガス会社によっては、電気とのセット割引やポイント付与を提供しています。
請求や問い合わせ先を一つにまとめられる点も利点です。

一方で、電気とガスを別々に契約した方が、
年間の支払総額を抑えられる場合もあります。

セット契約を検討するときは、割引額だけでなく、
通常料金、割引期間、料金の変更条件、解約金などを確認しましょう。

ガスの切り替えを検討するときの注意点

ガスの切り替えを検討するときは、
最初に提示された料金だけでガス会社を決めないことが大切です。

現在の料金表と新しいガス会社の料金表を、
同じ使用量で比較しましょう。

  • 基本料金
  • 従量単価
  • 設備料金
  • 料金を変更する場合の条件
  • 契約期間と解約費用
  • ガス設備の所有者
  • 保安点検や緊急時の対応

「必ず安くなる」などの説明だけで、その場で契約する必要はありません。
料金と契約条件を書面で受け取り、内容を理解してから判断してください。

引越し当日に確認すること

引越し当日は、開栓作業に立ち会い、
ガスを安全に使用できることを確認しましょう。

  • ガスコンロに正しく点火するか
  • 給湯器からお湯が出るか
  • ガス器具が新居のガス種に合っているか
  • ガス臭や異常がないか
  • 料金表と契約書面を受け取ったか
  • 緊急時の連絡先を確認したか

都市ガス用とプロパンガス用では、使用できるガス器具が異なる場合があります。
旧居からガスコンロを持ち込む場合は、
新居のガス種に対応しているか事前に確認してください。

まとめ

引越しでは、旧居のガス停止と新居のガス開始の手続きが必要です。
特にガスの開栓は立ち会いが必要になるため、早めに予約しましょう。

引越し先がプロパンガスの場合は、物件の契約前に、
ガス会社、基本料金、従量単価、設備料金を確認することが重要です。

賃貸住宅ではガス会社を自由に変更できないことがあります。
入居後のガスの切り替えを前提にせず、
光熱費を含む住居費全体を確認して物件を選びましょう。

プロパンガス公正取引協会としては、

引越し日が決まったら早めに停止と開始の手続きを行い、
新居の料金と契約条件を事前に確認することが大切

だと考えています。

引越し先のプロパンガス料金やガス会社との契約、
ガスの切り替えについて不安がある場合は、
プロパンガス公正取引協会へご相談ください。

プロパンガス公正取引協会について

プロパンガス公正取引協会は、
利用者が安心してプロパンガス会社を選択できるよう、
料金や契約内容に関する情報提供および相談支援を行っています。